水源純 第二歌集
五行歌集『ほんとう』
2002年9月刊行 四六版200頁 定価1,050円

表紙

躍動する言葉に憧れ、うつくしい言葉の響きに憧れ、
何かを表現しようとするときに、
私の内側から湧いてくる言葉のひとつひとつを丁寧に扱うようになった。
つかい古された言葉であればあるほど。

つかい古していた言葉も改めて忠実につかおうとすると、
言葉は本来のうつくしさを教えてくれる。
それは私にとっては、
「私」であったり「きれい」であったり「うつくしい」であったり、
数え上げればキリがないが…「ほんとう」である。
(あとがきより)



=== も く じ ===

ほんとう

ささやかな自由を

流木

見たこともない青

君と夜を壊しにゆく



零下の空気

散るよりしずか

曖昧じゃない しるし

背中から抱く

夜の海

見限ってゆけ

風のような姿で

蓮の葉の森

ほんとうの果実

打ち砕かれた曖昧

ボンボン時計

ちょっと贅沢なサラダ

愛しい人よ

美しい一本


 形成されつつある新しい女性像(草壁焔太)

 三年という時間 ── あとがきにかえて



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